宿泊・サービス業

2025.03.11

社会福祉・介護事業

特別養護老人ホーム やはたの里

佐渡市

事業内容

特別養護老人ホーム、短期入所生活介護事業、デイサービスセンター、居宅介護支援事業所

従業員数

86名(2024年10月時点)

INTERVIEW
さん

施設長

藤原 徹さん(右)

総務係長

土屋 大史さん(左)

きっかけと対応

環境を取り巻く社会情勢の変化(2016年)
木質ペレットボイラーの導入。
太陽光発電設備の導入。
空調設備の入替の検討と省エネ対策に関する研修の受講
省エネ設備と再エネ設備の導入によるZEB Readyの実現。
高効率空調や照明、給湯、二重サッシや高断熱の外壁材などの導入による「省エネ」。
太陽熱設備の導入や既存の太陽光発電設備の活用による「創エネ」、蓄電池も導入。
コージェネレーション設備の導入と木質ペレットボイラーの活用も。

取組の成果

  • 複数の燃料や発電設備を上手く活用することで、一層のエネルギーの高効率化を図っているため、物価が高騰しているにもかかわらず、電気料金や灯油の料金を大幅に抑えることができた。
  • 近年の自然災害の頻発化や激甚化に伴い、要配慮者施設における対策の強化が求められているが、コージェネレーション設備の停電時の利用や、太陽光発電と蓄電池の設置によって施設のBCP対策に繋がっている。
  • 利用者と職員が我慢することなく「夏涼しくて、冬暖かい」環境で過ごせるようになった。二重サッシはとても暖かく、快適である。

課題

  • 当初、ZEBに関する知識はなかった。当施設は、タイミングよく社会福祉施設向けの省エネ対策に関する研修に参加し、専門家に相談できたが、県内の社会福祉施設には設備に特化した職員がいないところが多く、ZEBに関する情報を知る機会があまりない。ZEBに関するセミナー等を実施してもらえるとより広がりが見られると思う。
  • 当初は空調設備のみを入替予定だったが、費用が大きいことが悩みであった。検討するタイミングで研修を通じて専門家に相談でき、補助金を活用できた。補助金を活用してZEB Readyにした方が、当初の空調設備のみの入替よりも費用を抑えられた。

将来

  • 今後の設備更新などのタイミングで、無理なくZEB Readyから『ZEB』を目指したい。

取組事例

建物の省エネルギー性能を表示するBELS評価書
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太陽光発電の蓄電システム 環境省ZEB POTALページはこちら
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