有限会社石田製作所
製造業
2025.03.11
金属製品製造業
有限会社石田製作所
三条市
事業内容
精密板金加工
従業員数
49名(2024年10月時点)

代表取締役
石田 康史さん(右)
常務取締役 兼 総括部長
鈴木 義篤さん(左)
きっかけと対応
- 大手取引先から環境への取組・配慮の要求
- 客観的な取組を示すことができる「エコアクション21」を取得。
- 消費電力の見える化や管理が可能なデマンドコントロールシステムを設置。
- コロナ禍にキャンプ用品の受注が急増
- 自動化や効率化に向けて産業用ロボットなど、最先端の省エネ設備を導入。
- 新工場へ建替え。屋根には工場内の温度上昇を低減する遮熱材を採用。
- グリーン経営・GXに関するセミナーを受講
- 中小企業にも脱炭素の取組が必要になると実感し、脱炭素経営を検討。
- 国際的な「中小企業版SBT」を取得。
取組の成果
- 消費電力の管理や最先端の省エネ設備の導入などによってコスト及びエネルギー消費量を削減した。
- 売上の向上を目指して顧客ニーズに応えた結果、脱炭素の取組が進んだほか、働き方の改善、人材確保など様々な課題に対しても良い影響があった。
- 第三者機関による環境マネジメントシステム認証(エコアクション21)や国際的な中小企業版SBTの取得に加え、これまでの省エネや生産性向上の取組によって顧客からの信頼度や企業イメージの向上を実感している。
- 脱炭素に繋がる取組の検討や実践を通じて、社員一人ひとりの仕事に対する意識が変わった。また、自分たちが次世代の環境に貢献していることを誇りに思えるようになり、企業全体のモチベーションアップに繋がっている。
課題
- 設備導入や生産プロセスの見直しには高額な初期投資が必要だが、負担が大きい。補助金などを活用しながら導入を進めている。
- 脱炭素に向けた意識や知識、技術に取り組むための人材が不足している。外部のコンサルタントが加わり、社内基準の作成や勉強会等の実施等によって社員の意識や知識の向上に取り組んでいる。
将来
- 今後は、さらなるデジタル化やDX化を進めて効率化を図りたい。また、再生可能エネルギー設備を導入し、電力の自家消費を行いたい。
- 脱炭素に限らず、持続可能性を意識した取組や会社経営を行うことで、社員や地域が誇れる企業にしていきたい。